カフェインレス生活7年で気づいた5つのメリットと、お茶・コーヒーとの付き合い方

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基礎知識
peppermint tea

身体のためにカフェインを控えようか、お迷いですか?カフェインレス生活7年目の主婦が、その魅力をご紹介。カフェイン断ちのメリットとデメリットを綴ります。すでにカフェインレス生活を実践している方、妊娠が分かった方など、ぜひ参考にしてみてください。

さらばカフェイン!突然のカフェインレス生活

カフェインレス生活に突入したきっかけとして、もっともありがちなのが「妊娠」かもしれません。世のお母さん方と同様に、私も漏れなく妊娠が分かった瞬間から「カフェインを控えなくちゃ!」と決心したのでした。妊娠中に口にしてはいけない食品はさまざまありますが、「コーヒーはやめたほうがいい」というのは調べるまでもなく、漠然と認識していたのでした。(同じ会社の人がデカフェとローヒールを導入しだしたら、それはもうご懐妊!)

カフェインレス生活のメリットとデメリット

妊娠、出産、また妊娠、出産…と季節が廻り、最後の断乳から4年たった今もカフェインレス生活を実践しています。その中で感じたメリットは大きく5つ

メリット①睡眠が改善して体調がよくなる 

実は妊娠前の前、10代のころから睡眠の質が悪く、日中も眠気に襲われていました。実家では夜寝る間際にもコーヒーやお茶を飲むスタイルが定着しており、睡眠不足が気にはなりつつも、うやむやにしていました。

カフェイン断ちによる睡眠の改善は、個人差があります。個人的には「以前の生活には戻れないレベル」の劇的な変化がありました。ただし、睡眠や体調の問題がすべて改善したわけではありません。この点はデメリットに後述します。

メリット②カフェインの過剰摂取を心配せずに済む

妊娠中もコーヒーをマグカップ2杯程度なら飲んでもOKといわれています。しかし、妊娠が分かった瞬間、いっそすべて辞めてしまう女性は多いですね。「いま何杯飲んだっけ?」なんて、いちいち気にせずに済みますし、「お腹の赤ちゃんに影響したらどうしよう…」なんて心配もなくなります。

また、メリット①とも関わりますが、私は体調不良のときに「もしかしてカフェインのせいで睡眠の質が悪かったのかな?」と疑問に思うことがありました。もちろん定かではありません。しかし、一日1杯~2杯飲んでいたコーヒーを辞めたときは、「これでスッキリ。心配せずに済む」と思ったのでした。

メリット③出費が減る

学生のときは受験勉強、社会に出てからは毎日の通勤に仕事。ホッと一息つく瞬間は、紅茶やコーヒーを口にするとき…。ささやかな息抜きにかかっていた出費は、思いのほか大きかったようです。紅茶もコーヒーもカフェで飲んだり自宅で良い物を味わおうとなると、それなりの金額が飛んでいきます。「とりあえず、自販で缶コーヒー」がなくなるだけでも、ちょっとした節約になりますね。ただし、実際に節約できたのは、さほどの金額ではないのかも。メリット④につながります。

メリット④カフェインレス飲料を選ぶのが楽しい

ルイボス茶、フレーバード麦茶、ハーブティ、たんぽぽ茶。もちろんデカフェ紅茶にデカフェコーヒーも外せません。カフェインレスの飲み物を選ぶのは、妊娠中の大きな楽しみでした。美味しくって身体にもやさしいとくれば、ついつい買いすぎてしまう日も…。とはいえ、ルイボス茶などは100包が1,000円ほどで販売されています。たくさん飲んでもお財布に優しい、そして気兼ねせずに飲めるカフェインレス飲料に出会えたのは、大きな収穫でした。

メリット⑤食生活が整う

ふつうのコーヒーとデカフェコーヒー。味はほとんど変わらないものが多数。私が個人的に感じる、決定的な違いは「デカフェは食欲に影響を与えない」ということです。カフェインを気にせずコーヒーを飲みまくっていたころは、朝からなんとなく食欲がない。でもコーヒーは不思議と飲みたくなる。一杯飲むと甘い物が欲しくなり、ベーグルやマフィンをかじって出社。昼はカロリー控えめなヘルシーランチとコーヒー。夜は飲み会…。普通だと思っていた食生活、実はめちゃくちゃ身体に悪かったのです。

カフェインレスに切り替えてからは食事の時間にしっかり空腹を感じるようになりました。菓子パンより「ちゃんとした食事」が欲しい。ホントにそれってカフェインの効用?というツッコミもありありですが。今、たまにコーヒーを飲むと無性に菓子パンやケーキが食べたくなります。

カフェインレス生活のデメリット

ぜひともおすすめしたいカフェインレス生活ですが、すべてが魔法のように良いことづくめかというと、決してそうではありません。メリットとデメリットが釣り合うことが、カフェインレス生活を軌道に乗せる条件かもしれません。デカフェに切り替えて困ったこと、デメリットを4つご紹介します。

デメリット①眠い、ダルイ…カフェイン断ちがつらい!

最大のデメリットは、これではないでしょうか。カフェイン断ちをしたところに、襲い掛かる禁断症状!日中眠い~ダルイ~。これ、お仕事している人にとっては本当にツライですよね。カフェイン断ちの副作用は、人によって手や指先の震え、頭痛などの症状が起きるそうです。私はとにかくダルさがありました。妊娠初期症状が現れる前。身体と脳が「コーヒーほしい!ほしい!ほしい!」と叫んで辛かったです。

当時入手したデカフェコーヒーがいまいち味の悪い物だったため、余計につらかったです。(デカフェを購入する際は、ファーストチョイスを間違ってはいけない!)この副作用は1週間目がピーク、半月ほどで解消しました。

デメリット②集中力が低下…?

適度なカフェインの摂取はむしろ身体に良い、というのが現時点の通説のようです。集中力の維持や運動効果の向上、血糖値コントロールにも役立つといわれています。コーヒーや緑茶の持つさまざまな健康効果。完全にカフェインゼロ、デカフェ飲料すら摂取しないとなると、コーヒー豆や茶葉の恩恵も受けられなくなります。ちなみに私は資格の勉強をする際も、デカフェコーヒーがあれば気分がシャキッとします。

ただ、アスリートのように集中力で競う職業の方は、カフェインの有効活用が大きなテーマといえそうです。

デメリット③デカフェが選べないシーンで困る

カフェインレス生活が何年続いても、これだけは仕方ないな、と思う点です。友人の家に招かれて、お茶やコーヒーをごちそうになるとき。打ち合わせでカフェに入るとき。(しかも先方に支払っていただくとき。)「デカフェはありますか?」の一言がいえないシーンが、いまだにあります。

何人かでお茶やランチをして、みんなが「ホットコーヒーで」と言っているのに、自分だけ「ローズヒップティー(ティーポット入り)で」と注文するのに、躊躇う瞬間…。(割り勘が面倒になる)こんなちょっとした事ですが、人と会うのが億劫になった時期がありました。時にはふつうのコーヒーや紅茶を飲む。カフェインゼロに固執しないと決めてから、だいぶ楽になったのでした。

デメリット④それでも眠れない日もある

デメリットという言葉からはやや逸れますが、不眠や睡眠の質の問題は、カフェインレス生活をしていてもゼロにはなりません。大幅に改善したものの、やはり活動量やその日の出来事、疲れ具合の影響で、うまく寝付けない日があります。

カフェインレス生活に切り替えたからといって体調がすべて整うわけではありませんし、カフェイン断ちの記事などを読むと「理想と現実…」なんて心の中で呟くことも。運動や食生活の改善に取り組んで、睡眠導入剤を辞めることができ、眠りの問題はほとんど解消しました。カフェインレス生活は一つのキッカケであったかもしれません。

デメリット(?)デカフェ商品の信頼性

個人的にはデメリットと感じていませんが、デカフェコーヒー、カフェインレス紅茶の安全性について、疑問に思う方も多いようです。デカフェ技術には複数の方法があり、海外ではかつて薬品を使用したカフェイン除去が実施されていたそうです。しかし今は水、もしくは二酸化炭素を使用したカフェイン除去が主流。かつ、日本では薬品使用を経たデカフェ商品は輸入が禁止されているそうです。

現在までに行われているカフェイン除去方法は主なものは「薬品」「水」「二酸化炭素」の3つです。薬品については日本では法令により入荷されないため、日本で飲まれているデカフェコーヒーのカフェイン除去方法は「水」「二酸化炭素」の2つになります。

UnCafeSucre「カフェインを除去する3つの方法」

天然物であるコーヒー豆や茶葉にカフェイン除去という加工を加えるわけですから、疑いだしたらキリがない問題だとは思います。気になる方はノンカフェインの飲み物も選択肢が豊富です。ハーブティー、たんぽぽ茶、ルイボス茶などなど。また、デカフェ商品を信頼できないから、通常のコーヒーなどを気にせず飲み続けた方が健康的かというと、もちろん、それは別の話です。

カフェインレス生活を支えるデカフェ・ノンカフェ飲料

カフェイン断ちにチャレンジするなら、カフェイン控えめのお茶・コーヒー類がマストハブ。「いつものお茶・コーヒーがないと気分がノらない」という方も、美味しいカフェインレス飲料をぜひ、ストックしておきましょう。つい飲んでしまう瞬間を、回避できますよ。

【デカフェコーヒーのおすすめ】

デカフェスタートはここから|INIC「スヌーピー コーヒーデカフェ」

INIC Coffee「スヌーピー コーヒーデカフェ」

「正直、まだカフェインレス生活を実践するか分からない」「デカフェを買っても飲みきらなかったら嫌だな…」とご心配の方は、少量からお試しを。スティックタイプのインスタントコーヒーなら、手軽にデカフェ生活をスタートできます。

挽きたてのコーヒー豆には敵わないものの、インスタントとは思えない香り豊かなコーヒー。パッケージもおしゃれなINIC Coffeeはギフトでも人気。1本1本の包装もスヌーピーで可愛い!飲み切れるか心配な人は、周りの人とぜひシェアしてみてください。ちょっとしたお礼にもなりますよ。

焙煎したての本格コーヒー|加藤珈琲「カフェインレス珈琲飲み比べ

加藤珈琲「カフェインレス珈琲飲み比べ」

デカフェコーヒーを散々試してきましたが、今はこちらの加藤珈琲さんをメインに飲んでいます。大容量のコーヒー福袋。その量、なんと1kg!「いきなり大量買いしたくない」というお声も聞こえてきそうですが、3,000円弱で送料無料にしてくれるから断然お得。たしかにamazon prime商品などを見れば、もっと安く・少量の商品もあるけれど。倉庫で眠っていた在庫品より、焙煎したて・挽きたてを味わってみませんか?送料無料で挽き方を4段階から選べて、鮮度もダントツとなると…。こちらに匹敵するコスパ・クオリティ商品は中々ありません

お湯を注いだ瞬間にフワッと泡立つ、豆の鮮度をお楽しみください。(余談:筆者はこれを朝に1杯(300ml)ほど飲んでいます。1日でコーヒー類を飲むのはこの10時ごろ1回だけです)【関連情報:美味しいデカフェコーヒー特集

コスパとクオリティが最高…!|フレッシュロースター珈琲問屋

加藤珈琲さんと並んで一押しなのが、珈琲問屋さん。名前から分かる通り、コスパバツグンの美味しい珈琲豆が揃うお店です。出荷日焙煎で、新鮮なコーヒー豆を楽しめます。こちらだとお試しセットがあります。色々な味を試したい方におすすめです。4種、計400g入りで1,640円。挽いた状態でも注文可能。【関連情報:珈琲問屋さんのレビュー記事はこちら】

【カフェインレスティーのおすすめ】

毎日飲みたいルイボスティー|幸せの豆の木「オーガニックルイボスティー」

幸せの豆の木「オーガニックルイボスティー」

日中の水分補給用なら、ルイボスティーが有力候補。クセが少なく優しい味わいなので、麦茶の渋みが苦手な方にもおすすめです。ルイボスティーはティーバッグ1つで1リットルほど作れます。水出しも可で、ほったらかしておける気軽さ。夏場に飲み物を多めにストックしたい方にも打ってつけです。

標準的なルイボスティーはティーバッグタイプで、1包あたり2g。相場は100包で1,000円程度なら安価な部類です。こちらの幸せの豆の木はお値段も手ごろで味も標準的だったため、何度かリピートしています。コスパ重視の方におすすめです。【関連情報:ルイボス茶の効能とおすすめ

寝る前に飲みたいハーブティー|LUPICIA「エルダーフラワー&カモミール 」

LUPICIA「エルダーフラワー&カモミール 」

一日の終わり、夜はハーブティーでゆったりしてみませんか。朝と昼はバタバタしがちだから、コレと決めたカフェインレス飲料を準備するのがおすすめ。そして夜は、その時々の季節や気分に合わせた一杯を。就寝前はデカフェ・カフェインレス飲料ではなくノンカフェインのものを。ホッと落ち着くハーブティーが良いですね。

LUPICIAのエルダーフラワー&カモミールは穏やかな気持ちになれる一品。特に寝つきが悪い方におすすめ。「不眠といえばカモミール」とはよく言われますが、カモミール単品より味が整っていて、えぐみを感じさせません。こちらのティーバッグタイプのほか、茶葉も販売されています。【関連情報:ハーブティーの特集記事はこちら

終わりに ~カフェインレス生活は実践する価値アリ~

カフェインレス生活と聞くと、けっこうストイックな印象をお持ちの人もいるかもしれません。確かにカフェインを完全に断つとなると、リバウンドや副作用の心配もあります。しかし、今まで量を気にせず飲んでいたコーヒーやお茶。ちょっと量を意識するだけでも、体調や生活に変化があるかもしれません。さいきん身体の調子が悪いな…という方、今よりもっと健やかになりたい方はぜひ一度、期間限定でも試してみてはいかがでしょうか。

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