大型スーパーなどで見かける機会が増えてきたPUKKA(パッカ)。イギリスを本拠地とするパッカのハーブティーは、今や世界中で愛されています。手軽に買えるハーブティーでありながら、最高クラスの味と質。そんなパッカのレビュー記事です。
お茶大国、イギリスとアーユルヴェーダの出会い…PUKKA(パッカ)
パッカの設立は2001年、イギリスにて。長年ハーバリズムに精通してきたセバスチャン氏と、実業家のティム氏。二人の出会いによってパッカのストーリーは始まりました。事業を起こしたい。それも、エシカルなビジネスを…と考えた二人。美味しいハーブティーで人々を幸せにすること、のみならず、飲んだ人の健康に寄与することを目標としました。
そんな大いなるビジョンを掲げた二人にとって、インドに根付く「アーユルヴェーダ」の価値観を取り入れたことは、自然の成り行きだったかもしれません。壮大な夢のストーリーを実際にビジネスに落とし込むことは容易ではなく、長い準備期間があったそうですが、2001年、晴れてPUKKA(パッカ)の設立にこぎつけました。
ブランド名である”PUKKA”はヒンディー語で”本物”を指す言葉だそうです。なお、イギリスでPUKKAといえば、質のいい料理や食材に用いられるスラング、との情報もありました。
スーパーで買える本物のハーブティー、PUKKA。
ここ数年のデカフェブームで、今や普通のスーパーでもカフェインレス飲料が入手できるようになりました。ハーブティーやデカフェ紅茶などを扱う棚の一角に、PUKKAの商品を見かけることも増えました。
とはいえ、リプトンなど他社のハーブティーが10包200円程度~売られているのに対し、PUKKAのハーブティーは10包が400円~500円程度。値札を見て素通りしているのは、筆者だけではないはず。どうして割高なのかな?と疑問に思ったことはないでしょうか。
PUKKAとの出会いは、”裏”を見て買おうとしたのがキッカケ。
ふと読んでいた本に、食べ物はパッケージの”裏”を見て買いましょう、という話がありました。原材料を見ると、食品には案外、色々な添加物が入っている物です。お茶類の場合、防腐剤などは通常入っていませんが、反対に「あれ?これしか入ってないの?」という商品が案外多いのです。
たとえば、ルイボスティーに含まれる原材料は、「ルイボス」。以上。これは分かりますよね。
でも例えば、「ルイボス・オレンジ」といったネーミングの商品で、原材料は… 「ルイボス、香料」。以上。…こんな商品も結構あるんです。これじゃお茶を飲んでいるのか香料を飲んでいるのか分からない。香料不使用の商品を買えばいいのだけど、ペパーミントを1gずつ袋詰めした商品が、10包200円ってどういうこと?ペパーミントなんて500円あれば、どっさり買えるのに。
いや、でもティーバッグの手軽さは、お金で買うべきものじゃないか…? 前置きが長くなりましたが、悶々としてた時に出会ったのがパッカでした。その裏を見てびっくりしたのです。
有機ハーブを贅沢にブレンド
何気なく手に取ったPUKKAのハーブティー。裏を見てびっくり。有機ハーブの品目がずらりと並んでいたのです。たとえば「ミントフレッシュ」には6種の有機ハーブが配合され、香料は不使用。同じ棚で売られていた他社のミントティーはペパーミント1種のみを使用していました。
有機ペパーミントの葉、有機リコリスの根、有機スイートフェンネルの種子、有機ハイビスカスの萼、有機ローズの花、有機コリアンダーの種子
PUKKA ハーバルコレクション 「ミントフレッシュ」 原材料
4種アソートのうち、2種で香料が使用されていましたが、「オレンジ果皮香料」「カシス香料」といった具合に、由来となっている植物の名前が併記されていました。こんな風に正体が分かると、得体の知れない物を飲まされているような不安感が、払しょくされますね。
美味しい!ハーブティーが苦手な人にもおすすめできる味
肝心のお味ですが、これが文句なしで美味しい。ハーブティーって、独特の匂いやえぐみが苦手…。という方も多いのではないでしょうか?(筆者も妊娠するまでは苦手で飲みませんでした。)しかし、パッカのハーブティーに関しては素材が絶妙にブレンドされていて、角が取れた飲みやすい味。しかも味が繊細で、よくよく味わって飲みたくなるんです。
とても乱暴な言い方をしてしまうと、”同じ味のハーブの上澄みを延々飲まされている感じ”が一切しないのです。(※あくまで個人の感想です、ご了承ください。)
フレーバーの違いは?(2022/3/28追記)
さて、このpukkaシリーズを買い続けて1年ほど経ちました。種類が豊富でいろいろ試していますが、どれも美味しい。初めて試す方は後述のアソートセットがおすすめです。ちなみに、1つのフレーバーにいろいろなハーブがブレンドされていて、表示を見て味を想像するのは至難の業です。私はパッケージの色とネーミングだけを頼りに選んでいますが、これで後悔したことはありません。当たり前ですが、味のイメージを反映して名前もデザインも作られているため、「こんな味だと思わなかった」というのは今のところありません。ということで、3箱以上を一度に買う方は、パッケージの雰囲気が被らないものを選ぶこと、がおすすめですよ。
おわりに ~PUKKAであなたのウェルネスをサポート~
今回ご紹介した「pukka(パッカ) ハーバルコレクション」は楽天24でも購入可能です。また、お近くのスーパーで見かけた際はぜひお手に取って裏を見て、できれば実際にお試しください。あなたの健康的な毎日の生活に、パッカを楽しむひと時がありますように。
出典:パッカ公式サイト(英)The Pukka story